キーボードの種類
キーボードの寿命は使用頻度や目的で大きく変わってしまいます。最終的には自分の使った感触で選ぶのですが、種類について覚えていても損は無いでしょう。
一番安く売っていて良く見かけるタイプのキーボード。とても安い値段であることが魅力です。各キーの下にはゴム製のシートと導通端子がついていて、押した時に下の基盤に接触する事で入力されます。
この場合、キーを押す力が強いとキーが沈んだまま戻ってこなくなってしまったり、ゴムの部分がちぎれる、端子部分が削れてしまう、といった故障が多くなってしまいます。
ノートパソコンに良く使われているタイプのキーボード、デスクトップ用の物にもこれを採用している製品があります。キーを押す距離が短く、キーのどの部分を押しても上手く全体が下がる仕組みになっています。
構造は2枚の金具がクロスして繋がっており、それを二組使ってキーを支えています。
各キーに金属ばねを配置したキーボード。入力の感触がはっきりしていて、耐久性が非常に高いのが特徴です。尚且つスイッチが戻ろうとする時に力を吸収してくれる設計になっているので、長時間の作業でも疲れにくい利点があります。
デメリットとしてはクリック音が大きい事です。
番外ですが、接点を使わないキーボードもあります。キーと基盤の間がコンデンサと呼ばれる構造になっていて、金属板同士が近づいた時に電気が流れる仕組みになっています。寿命は半永久として「東プレ」というメーカーが発売しているのですが、値段は1万円を軽く超えています。
キーボードのスペック
キーボードの構造の特徴はわかりましたので、次は個人の感覚に頼ってしまう部分になります。
従来キーボードはPS2と呼ばれる端子で接続されています。なので、PS2端子でなくてはOSのリカバリで使えない事があるのです。しかし、最近のパソコンでは電源を入れた時点でUSBを認識するようになっています。その場合はUSB対応のみのキーボードでも問題はありません。
キーの横と縦の大きさになります。デスクトップの場合は通常19mm、ノートパソコンの場合は小さめの16mmくらいになっています。
昔のキーボードであると106配列という物でしたが、ウィンドウズ用のキーが増えてから109配列が日本語用の標準になります。この他に英語用の101配列もありますが、”(ダブルクォート)や@(アットマーク)の位置が違うので注意しましょう。
キーボードの種類にはテンキーが無い物もあります。コンパクトなので置き場所には良いです。逆にテンキーだけのキーボードもあります。こちらは基本的にUSB接続で考えるのが妥当です。PS2であると、パソコンによっては上手く動作しない場合があります。
キーボードによってはオプションとしてショートカットのボタンが付いている物もあります。ただしWindows98/2000で使用する場合にはドライバーを入れないと動かないのが一般的です。
ワイヤレスキーボードの多くはマウスとセットで売られています。パソコン側に接続した受信ユニットから距離にして2〜3メートル、間に遮蔽物がある場合は上手く通信できないので受信ユニットは周りが見渡せる場所に置くのが良いです。
マウスのスペック
次はマウスの種類を見ていきましょう。ポインタという事でマウス以外のカーソルを動かす製品も含めて紹介します。
本体にボールが入っていて、地面を転がる事で移動した距離を計ります。マウスを動かす範囲が適度に摩擦を持っていることと平らでなければ使いにくいです
マウスから光を出して、反射した光を受け取る事で距離を測ります。性能の単位であるdpiは1インチ四方(縦と横が2.54cmの四角)をいくつに区切って認識するか。という事になります。つまり、数字が大きいほど細かい動きを捕らえて動く事が出来ます。
鉛筆の形をした装置と、下敷きのような装置がワンセットになっています。下敷きには感知する範囲が決まっていて、四角の範囲がちょうど画面と同じ位置に対応するようになっています。(例えば感知部分の一番左上を鉛筆で押すと、画面上の一番左上にカーソルが来ます。)
この装置は多少、慣れが必要なのですが字や絵を描くときには鉛筆を持つ感覚で入力する事が出来ます。製品の多くにはお絵かきソフトが付いているのも特徴です。
ノートパソコンには良く付属している指でなぞるようにしてカーソルを移動させるデバイス。単体で販売している物ではないですが、IBM製のキーボードには付属しているモデルがあります。